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エンターテインメント企業B社 EC事業部

離脱やカゴ落ち、サーバーダウン…もっと安定的・効率的に運営したい 償却期間を経て移行したクラウド型Eコマースプラットフォームで、課題を解決できた理由

背景

多くの人気アーティストを抱えるB社のECサイトでは、コンサートグッズやノベルティグッズを販売しており、大きな収益源となっていた。
現行サイトの償却期間を経て、EC事業部では全面リニューアルの検討を始めた。しかし、大企業ならではの課題にぶつかった。

課題

エンタメ企業のEC運営に「安定性」と「速度」と「フレキシブルさ」は実装可能か?

大企業ならではの課題とは、定期的に人員の入れ替えがあるため、EC事業部内に知見や技術の蓄積がないことでした。現在ECサイトの運営を担当するスタッフたちは、日々画像の差し替えや新着情報などの更新を行っていますが、プログラミング的要素が必要な更新については社内対応することができず、外注に頼っているのが実状でした。

また、オンプレミスで運用中の現行サイトには、早急に解決したい課題もありました。例えば、複数のECサイトを運営していることもあり、セール前は作業量が多く、スタッフに徹夜作業が発生していることが問題視されていました。さらに、離脱やカゴ落ちも多く、発売日やセールなどでアクセスが集中するとサーバーダウンがたびたび発生していたのです。

B社のECサイトの今後について、EC事業部のK氏はこう語ります。
「このような状態が続くと、商機を逃すため経済的損失も大きくなります。現行サイトの償却期間を経た今のタイミングで、大量アクセスや注文数に耐えられる『安定性』があり、サイトの表示や購入などのレスポンス『速度』を備えた新たなECサイトへ移行し、より効率的に運用していきたいと考えていました。また数年後に想定外の流行がきても対応できる『フレキシブルさ』もあるといいですね」

しかし、K氏をはじめEC事業部のメンバーでは知見が乏しいため、何から手を付ければよいかわからず、時間ばかりが過ぎていきました。

課題のポイント

  • 定期的に人員の入れ替えがあり、EC事業部内に技術の蓄積がなかった

  • 複数のストアをまとめて管理するのが難しく、もっと効率的に運用したかった

  • 発売日やセール日など、アクセス集中時にはサーバーダウンがたびたび発生していた

解決

求める機能を想定以上の精度で実現!新しいコマースプラットフォームで越境ECの展開も視野に

手探りで検討を進めるK氏らは、いくつかの代表的なECシステムのサービス内容を比較検討しました。そして、B社の課題と状況を踏まえて、全面クラウドへのリニューアルを決定。クラウド型(SaaS型)で名前を耳にすることが多かったShopifyについて、開発パートナーに問い合わせてみることにしました。そこで紹介されたのがShopify Plusというサービスでした。

詳細を確認したところ、カスタマイズや改修はノーコードで簡単に実施できると分かりました。また、Shopify Plusなら複数のECサイトの一括管理が可能で、サーバーは99.8%という高稼働率。毎分何千件もの大量アクセスや注文数に耐えられる安定性がありました。

「Shopify Plusは当社が求めていた機能を多く備えていて、移行すればより安定的で効率がよい運営が実現しそうです。HTMLやCSS、JavaScriptなどのプログラミング言語を使いこなす必要がないことも助かりました。気になっていたサポート体制についても、日本人が日本語で対応するヘルプセンターが完備されていると分かり、安心しましたね」(K氏)

K氏は開発パートナーから実際の構築費用の見積もりをもらい、稟議を申請。早速承認され、B社はShopifyの協力を得てスムーズにECサイトの移行、およびリニューアルを完了することができたのです。

「新ECサイトは好調で、スタッフが徹夜作業をしなくても良くなりました。アクセス集中時もサーバーダウンの心配がなく、離脱やカゴ落ちも減りました。基幹システムとの連携やアプリ開発に関するサポートも手厚く対応してもらえるので心強いです。最近は越境ECの展開も視野に入れています」(K氏)

B社は今後も、事業の成長フェーズに合わせてECサイトを拡大・カスタマイズしていくそうです。

解決のポイント

  • 「Shopify Plus」ではカスタマイズや改修はノーコードで簡単に実施できた

  • 複数のECサイトを一括管理可能で、クラウドでの効率的な運用が実現した

  • サーバーは99.8%という高稼働率でも、安定性があり、日本語でサポートが受けられた

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